
宮尾登美子「天涯の花」
宮尾登美子「天涯の花」の書評です。霊峰の山肌に咲くキレンゲショウマの花は“きよみ”の清らかな佇まいに似たり。でも私は恋に猪突猛進の“珠子”に一票。感想など。
さくらの極私的書評ブログ
宮尾登美子「天涯の花」の書評です。霊峰の山肌に咲くキレンゲショウマの花は“きよみ”の清らかな佇まいに似たり。でも私は恋に猪突猛進の“珠子”に一票。感想など。
五十嵐貴久「リメンバー」の書評です。リカ・クロニクル第5章はホラーとミステリと成長小説のマリアージュ。および図書館で「リカ」を読もうとしている人への注意事項。感想など。
高田郁「今朝の春―みをつくし料理帖」の書評です。4作目は恋と嫁姑争いとトンブリの下ごしらえ方法と吉原の花魁身請け額の盛沢山。一番言いたいのは日本の工業化バンザイ。感想など。
高田郁「想い雲―みをつくし料理帖」の書評です。伝説の花魁あさひ太夫に逢うには初回・裏・馴染みと吉原に3回通わなければ。3冊目にしてようやく再会できた澪と野江の運勢は当たるも八卦当たらぬも八卦。
宮部みゆき「おそろし三島屋変調百物語事始」の書評です。碁石の黒白座敷で語られる百物語で溶かされる凍てついた心と、物の怪屋敷で戦うプリキュアオールスターズ。読者に必要なのはミラクルライト。感想など。
平岩弓枝「女と味噌汁」の書評です。ウーマンリブ旋風吹き荒れる昭和40年代にあえての味噌汁礼賛アジテート。平成の今でも「然り!」と膝を打つ層は多いか?感想など。
坂木司「ウィンター・ホリデー」の書評です。ホリデーシリーズ第二弾。夏休みの次は冬休み。親心よりも乙女心が充満しつつ、年末おせち配達に今からドキドキ。感想など。
坂木司「女子的生活」の書評です。花のアパレルOLみきちゃんの毎日は、平成の東京ガールズブラボー。闘う女子は男らしい漢ガール。この場合には褒め言葉か否か。2018年ドラマ化。
角谷敏夫「刑務所の中の中学校」の書評です。生徒の平均年齢41.8歳、一年間のハードな中学校生活を支え続けた先生の回顧録。ABCを覚える前にまずいろはにほへと。感想など。
若竹七海「さよならの手口」の書評です。ハードボイルドの女探偵に次々と襲いかかる苦難。彼女に科せられた不運の最大の原因は果たして誰か。感想など。