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酒井順子「着ればわかる!」

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何を着るかによってその人の性格や心構えは変る。セーラー服に自衛隊、永ちゃんファンからゴスロリまで、あの服を纏う彼女達はどんな世界を生きているのか!?女子の心理を鋭く読み解いて世間を震撼させてきた著者が「わからないなら、着てみよう」の精神で果敢に挑む18着。
(「BOOK」データベースより)

オンナには多かれ少なかれ、コスプレ願望がある。
 

女子のコスプレ願望、最たるものはウェディングドレスですね。
岡崎京子のマンガのどれかで、ダンナはいらないけど結婚式したいと語った女子が「一生に一回お姫様みたいなカッコできんのよ」という台詞がありました。
その気持ちわかる。かつて女子だった者として、その台詞には100%同意。
結婚したくない症候群の女子達も、結婚式だけはしたい人が多いのではないかしら。
いや花婿もいらない。横にマネキンか、Pepper添えときゃそれで良い。
 

で、この本の中で酒井順子は、そのコスプレ願望を思う存分満喫しております。
ウェディングドレスは着ないまでも、タカラジェンヌやらキャバ嬢やら、様々なコスチュームを試着体験。
いや楽しそう。趣味と実益を兼ねた夢の企画でありましょうねえ。

中でも一番気合が入った面白さだったのが、第1回の「有名女子校のセーラー服を着る」企画。
酒井順子は立教女学院出身なので制服を着る機会自体がなく(立教女学院は制服が無い。男子の立教は詰襟があるのになぜかしら?)
女子制服の代名詞とも言うべきセーラー服に対しては、世のオジサンとどっこいどっこいの認識&オヤジ心しかありません。

ホテルの一室に篭った複数名の四十路オンナが、学習院女子フェリス女学院東京女学館などの有名セーラー服をとっかえひっかえ。
状況を想像するだに怖いw
怖いと言いつつ本当は羨ましいw
オンナと生まれたからには、一度は着てみたいセーラー服ですよ。着ないけど。仕事の一環で試着できちゃう酒井順子が、ええ、羨ましいさ!
痛いなら痛いって言いなさい!(やぶれかぶれ)

独り相撲でダメージ受けたメンタルを覆い隠すように話を変えて。

我が娘の通う中学校は、制服が可愛いと巷で評判な学校なんですよ。
いや本当に可愛いの。毎日見ているにもかかわらず、未だに我が娘の制服姿を見る度にきゅんきゅんしてしまう母がここに居る(怖っ)

きゅんきゅんするのは私だけではないようで、娘が小学校時分のクラスメートAちゃんのお母さんも然り。
Aちゃんお母さんが昔、娘の通う予定の中学校名を聞いた瞬間に
「いいな~!こんど制服 着させて~!」と叫んでおられた事がありました。
 

冗談めかしてはいましたが、目が真剣だったよ。Aちゃんのお母さん。
娘の制服くすねて、今度一緒にホテルの部屋に篭ろうか。

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