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澤井聖一「世界の美しい色の町、愛らしい家」

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史上初!「世界の町と家」の色別図鑑。パステルカラー、白色、ピンク色、絵、カラーティンバー、赤色、原色、黄色、橙色、青色、紫色、緑色、アースカラー。13の色で世界を見る!
(「BOOK」データベースより)

これ、素敵!
 

どの写真を見ても美しい。どのページを繰っても愛らしい。
いやホントに、眺めるだけでほっこりフンワリしてくるような本です。
 

パラパラしただけでぐっと心を掴まれてしまい、知り合いが読んでいた本を奪ってきてしまいました。
 

ちゃんと返すよ~。ごめんよ~。ちゃんと返すからさ~。

首都ナッソーのあるニュー・プロビデンス島とつながるパラダイス島のリゾート・マンション。バハマの国の色がピンク。国会議事堂もピンク。コンク貝とサンゴとが入り交じってできたピンク色の砂浜サンド・ピンク・ビーチがあることでも有名な、ピンクだらけの国です。
(バハマ ナッソー、パラダイス・アイランド・ハーバサイド・ヴィラ)

この本は題名のとおり「世界の美しい色の町愛らしい家」の写真を集めた写真集。
 

パステルカラー、白、青、ピンク、緑、アースカラー…と、多様な色にざっくり分類されたさまざまな家々が掲載されています。
 

色だけではなく、壁面に花柄や絵画を描いた「絵の町と家」ヨーロッパ独特の建築様式「ティンバーの家」なども。
 

あっちを見ればフランス映画の世界。
こっちを見ればディズニーの世界。
そっちを見ればジブリの世界。
 

美しい色と柄、形、風景。ああ、癒やされる…。
 

下記のアマゾンページでは、内容紹介としていくつかの家の写真が掲載されています。
まあ、ちょっと見てみそ。ページに載っているほんの一部の写真だけでも、うっとりほっこりキュンキュンしますよ。

紹介された家々の中には、赤毛のアンの舞台になったカナダ プリンスエドワード島に建てられているものもいくつかあります。
 

赤毛のアンの話には、村の公会堂が青いペンキで塗られてしまったエピソードもありますが。この本をずっと見ていると、青い壁なんて何の問題にもならなさそうな気もしてきちゃいますね。実際、村全体が青い村ってのもある訳だし。
 

あと、原色やパステルカラーのしましまストライプの家が並んでいる風景などを見るに、楳図かずおが建てたかった「まことちゃんハウス」も、この中に置けば違和感がなかったのではないかと考えざるを得ない…。
 

あれだな、ウン。楳図かずおには、日本はちょっと狭すぎたな。

一見、今風の日本の輸入住宅のようですが、実は古い丸太小屋を模して1978年に再建されたもの。角丸太を横に積み上げたログハウスで、レンガ造の大きな煙突と暖炉が家の外、妻壁に接するように設けられているのは、17世紀など初期の伝統的なログハウスを彷彿とさせます。高床にして、屋根面を正面にした平入りで、前面の玄関側はすべてポーチ。軒はフレアード・イーブスにして切妻の裾を水平に伸ばし、ポーチ全体をおおう大屋根です。屋根正面に切妻タイプの大きなドーマー窓を三つも付けて、家の正面性を強調。こんなところに西洋人の正面垂直方向好きが垣間見られるのであります
(カナダ ケベック州)

この本を著したのは、『建築知識』なる建築雑誌の編集兼発行人の澤井聖一さん。
写真を撮った人ではない模様です。
 

建築がご専門の方なので、登場する写真のおウチの建築様式や、その家がそういう色・柄・形になった理由に関してもコメントしてくれています。
例えば港町にある家々にビビッドカラーが多い理由は、猟師さんが船を塗るペンキを使って外壁を塗ったからだとかね。あとは、船が港に帰ってくるときに自宅を見つけやすいからだ、とかね。
ドラマね。ドラマを感じるわ。
 

文章が本業の方ではないので、コメントの文章を読んで若干チリッとする箇所が無きにしも非ず。まあ、これは私が人のことを言えた話じゃないので、ご愛嬌。
 

とりあえずはね、写真よ。家よ。町並みよ。
どの写真を見ても美しい。どのページを繰っても愛らしい。
 

眺めるだけでうっとりほっこりキュンキュンしちゃう、ああ、借りた本なのに返せない…。

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