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小谷太郎「理系あるある」

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「ナンバープレートの4桁が素数だと嬉しくなる」「花火を見れば炎色反応について語りだす」「揺れを感じると震源までの距離を計算し始める」「液体窒素でバナナを凍らせる」…。本書では理系の人なら身に覚えのある(そして文系の人は不可解な顔をする)「あるある」な行動や習性を蒐集し、その背後の科学的論理をやさしく解説。ベッセル関数、ポアソン確率、ガウス分布、ダーク・マターなど科学の知識が身につき、謎多き理系の人々への親しみが増す一冊。
(「BOOK」データベースより)

そもそも“あるある話”って楽しいですよね。
 

文系理系に限らず、血液型あるある県民あるある女子校or男子校あるある、etc、エトセトラ…。
自分自身が属するジャンルのあるある話を聞いてもおおむね自虐的に楽しいし、全く縁もゆかりもない種族のあるある話を聞いても、それはそれで楽しい。
 

そして一番楽しいのは、そのジャンルに属する対象物が身近にある場合のあるある話。
 

この「理系あるある」に関して言えば、さくらのダンナはどこからどう見ても100%理系の種族。
某理系大学を卒業し、現在の職業はコンピューターの人。(コンピューターで何やってるのかは私には聞かないで、ダンナに聞いて)
 

100%文系を自認する私とは、どこをどう切り取っても対照的なさくらダンナさん。
果たして、この書物「理系あるある」では、どのくらい該当する『あるある』がヒットするのか。
 

関口宏と共に、いざ検証!さぁ皆さんご一緒に!
『あるあるあるある~!』

数学あるある2
 
素数にでくわすと喜ぶ

さくらダンナが素数を愛してやまない証拠が、いま生きて存在しています。
私の娘の名前、アレンジすると素数になります。
 

娘が生まれて10年以上たった後に、その事実に気付いた私の心中はと言えば。
子供の名前に元カノの名前を付けられていたことに気付いた奥様の心中にも似たるや。
(多分違う)

数学あるある5
 
車内広告の数学パズルに熱中する

あれね、うん、そうね。
ダンナと二人で電車に乗る機会があると、日能研の「四角いアタマを丸くする」の広告の前に陣取るもんね、いつも。
でもあれ楽しいんだけどね。算数じゃなくても二人とも無言で考え始めるので、これは「理系あるある」というよりも「中学受験の親あるある」なのかもしれませぬ。

数学あるある8
 
標本の少ないアンケート結果を冷笑する

これ!まさに!
アンケート結果よりも、アンケートの回答者数の方を真っ先にチェックする傾向は確かにありますね。
また、このページに添えてあるイラストで女性が言っている台詞「サンプルの選択に作為を感じるね」も、よく言ってる。

実験室あるある2
 
ハンダのにおい依存症になる

世の中のダンスィはもれなくハンダごてを愛している「ダンスィあるある」なのかと今まで思っていましたが、そうか、これは「理系あるある」なのか。この本で初めて知りましたよ。
「一家にひとつはハンダごてってあるもんでしょ?」と我がダンナは言っておりますが、さて皆様のご自宅にはあるでしょうか、ハンダごて。
 

ついでに言うと、我がダンナはハンダごて以外にも、電動インパクトドライバーも一家に1台、サンダーも一家に1台ある筈だと申しております。
さすがにサンダーは…無いんじゃないかなあ…。

日常生活あるある6
 
救急車のサイレンを聞いて「ドップラー効果!」と思う

あれー?「ドップラー効果!」は、私でも思うなあ。
「おれたちひょうきん族」世代は、ビートたけしのギャグでドップラー効果認識率高いわよね。

日常生活あるある9
 
疑似科学に厳しい

これも『あるある』ですねえ。
最近の例で言えば水素水。水素水の是非ってのはここではさておき。記述は自粛。

誤解あるある1
 
チェック着用率が高いと思われる

はい、その通りでございます。誤解じゃない。まったく誤解じゃない。
ダンナの私服は常にチェック柄でございます。
私がダンナに買う服も、ほぼいつもチェック柄。だって他の服を着ているイメージがつかなくて…。
 

でもね。このページに添えてあるイラストの台詞で、チェック柄の理系っぽい理由付けができたことがわかったよ。

「お前またチェック柄か」
「座標系柄だよ」

そうだ。これからはチェックを座標系柄と呼ぼう。

誤解あるある3
 
呼び名は「博士」だと思われる

これも誤解じゃない。この「あるある」は、こないだ実際に経験しました。
ダンナの仕事の関係で、お取引先の社長ご夫婦にお目にかかる機会がありまして。こちらも夫婦参加だったので、私も一緒に。
 

で、その後。社長奥様が私たち夫婦それぞれにつけた(らしい)アダ名が。
 

ダンナ→「博士」
さくら→「隊長」
 

…何故っ!?

ちなみにね、この「理系あるある」は、ただ単に“あるある話”を羅列しただけじゃないんですよ。
 

それぞれの“あるある”にからめて、数学だったら数学、科学だったら科学の解説というか、説明というか、四方山話が楽しく綴られているのです。
多分、楽しいんだろう。理系話に興味がある種族であれば、確率の話も円周率の話もドップラー効果(たけしのギャグでなく本筋の)も楽しいんだろう。
 

だがしかし。
そちら方面の話題に向かう度に、私自身の属する種族が明らかとなる。

文系あるある
文中にxやらyやら√やらが登場すると、目がドリフト並みにすべる

『あるあるあるある~!』

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