満月の夜、ちいさな魔女はいちわのカラスをつれておおきな魔女といっしょに北の国にむかいます。その森はびょうきで、魔女たちがきてくれるのをまっているのです。森を守る魔女の成長を描く絵本。
(「BOOK」データベースより)
10月はハロウィンということで、魔女のお話なんぞひとつ。
半人前のまだ子供の魔女が一人前の魔女になるまで。満月の日に始まり満月の日に終わる。ちょうど一か月間の成長譚です。
ちいさな魔女はいった。
「わたしはこの森をまもる魔女」
この絵本を手に取った理由は、一も二もなく表紙の女の子(ちいさな魔女)の表情がすんばらしいからですね。
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もうズッキュンとしませんか!?月明かりに照らされて、決意を秘めた目で前をまっすぐに見つめるお嬢ちゃん。この顔がたまりませんと思う私は既に母目線。
ちいさな魔女が見つめているのは、彼女が守る(ことになる)黒い森です。なぜ黒いのかというと病気だから。意志と知性のある森が病に倒れて、森の住民と共に魔女に助けを求めたのでした。
とはいえ、ちいさな魔女はまだ子供なので、実際に森を治療するのはお母さんの役目。その母がこちら。
いやんママ美人。
あ、ちいさな魔女とママ以外も可愛いんですよ。心配する森の動物たちも可愛くてねえ。あるシーンではすごくケナゲなウサギもいるのよ。でもどこにいるかは言わないわ。絵本の中から見つけてみてちょ。
ちいさな魔女はかんがえた。
いっしょうけんめいかんがえた。
そして、こういった。
「かあさんは、南の森にいって。わたしがここにのこる。
ここで、この森をまもりたいの」
過去にご紹介した「みならいサンタ」もそうですけど、考えてみれば私はちいさな女の子が努力する話が好きなんですね。黒い森がその後どうなったかとかはきっとどうでも良くって、ただただ小さなお嬢さんの頑張りを応援したくなる気持ち、と、母と離れ離れになるちょっと寂しさを慮る気持ち、も。
きっと、母ごころ。