おこもり生活の不安やプチ鬱がスーッと軽くなる超簡単テク39。
(「BOOK」データベースより)
りんこは、りんこはどこだ。
りんこを探せ。
つい最近気づいたんですが、私は結構鳥居りんこさんのファンであります。
中学受験本からはじまり、介護本も読破。Web(PRESIDENT Online)の記事もちょこちょこチェックしてる。
そんな私が、著者名に「鳥居りんこ」と書いてある本を見つけたら、そりゃ買わずにはいられないでしょうて。
ひとり暮らしをしていると、一日、誰ともしゃべらない日があるのは仕方ないでしょう。在宅ワーク中にプチうつ状態になってしまうことも、時にはあるかもしれません。だとしても、少しでも楽しく生きていきたい。この状況でも人生に絶望しないですむ術はあるはずだ。
そうだ!一日中誰とも話さなくても、猫みたいに楽に生きていければ!!
この「1日誰とも話さなくても大丈夫」のもう1人の著者の鹿目将至さんは、現在愛知県の病院にお勤めしてらっしゃる精神科のお医者様です。
ご自身もコロナの影響で家族と別居し、患者さんとの対話とか「ビジネス関係」の会話はしても、プライベートではほぼリアルなコミュニケーションがはかれない状況下。
そんな鹿目将至さんが自分のメンタル改善のために「やってみて効いたこと」をまとめたのが、この本です。
最終的には、猫みたいに生きていけば。
テレビのアナウンサーが「こんばんは」と挨拶したら「こにゃにゃんわー」と返せば。
…ふざけてる?いや、マジマジ。結構効くそうですよ。
さてさて、実際に「私達はどうやって猫になるべきか」
メンタルのプロが実践したメンタルケア手段を、コロナ禍で心のダメージ著しい我々も是非やってみようではありませんか。
- テレビのアナウンサーが「こんばんは」と挨拶したら「こにゃにゃんわー」と返す
- 膝小僧をなでなでする
- 肉を食べる
- 「アルキメデス風呂」に入る
- 目が覚めたらスマホをチェックする
- エア縄跳びをする
- スルメを噛む
- 手帳に花丸を描く
- 「めんどくせー!」と叫ぶ
上記は「1日誰とも話さなくても大丈夫」の中から適当にチョイスしたメンタルケア手段です。
どれを取っても「誰にでもできそう」「すぐにできそう」「なんとなくできそう」過去にご紹介した水野雅浩さんの「「稼げる男」と「稼げない男」の健康マネジメント」と同じような印象ですね。
あっちはドラえもんののび太を目指し、こっちは猫を目指す。私達は常に自分ではない何かを求めているのだ(ニーチェっぽく言ってみた)
でもまぁ、やってみて損はないですよ。
膝小僧なでなでしても誰も死なない。なでなで1つでメンタル復調するんだったらラッキーじゃないですか。
上記では手段だけを列記しましたが、それぞれに効能(って言うのかな)はございますので、そこらの詳細は実際の本でお確かめください。
やって損はないんだから、みんな膝小僧なでて風呂入って肉食ってスルメかじろーぜ。
今、「ひとりぼっちだよ」「つらいよ」「どうしていいかわからないよ」と思いながら、不安に怯えている皆さん。
この本は、穏やかな解毒剤です。
「孤独」が「孤毒」に変わってしまいそうな時に、ぜひ気軽に服用してみてくださいね。
しかしですね、私、この本には1つだけ不満がありまして。
…りんこはどこに?
著者に名を連ねている鳥居りんこさんが、まったく登場してこない。
どうやら鹿目将至さんに取材した内容を文章にまとめたのが鳥居りんこさんらしいんですけど。確かに文章には随所に「りんこっぽさ」が見え隠れしますけど。
しかし…っ!りんこファンの私としては、著者名にりんことあるならば、りんこ!君個人の息吹きが欲しいんだ!
まったくよーう。1ページコラムをはさむとかさー。こぼれ話を入れるとかさー。やりようはあったじゃんよりんこさーん。これじゃ堂々としたゴーストライターみたいなもんじゃんよりんこさーん。
鳥居りんこさん、次回は是非よろしく頼んますよ。欲しいのは情報だけでなく、貴女個人でもあるのだから。