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マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」

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アメリカ南部の大農園“タラ”に生まれたスカーレット・オハラは16歳。輝くような若さと美しさを満喫し、激しい気性だが言い寄る男には事欠かなかった。しかし、想いを寄せるアシュリがメラニーと結婚すると聞いて自棄になり、別の男と結婚したのも束の間、南北戦争が勃発。スカーレットの怒涛の人生が幕を開ける―。
(「BOOK」データベースより)

 
読むとすっごく元気が出る小説。

だから、熊本のMちゃん。
ちょっと疲れたときには、「風と共に去りぬ」を読むと元気が出るかもしれないと思うの。

いわずと知れた名作の「風と共に去りぬ」。
映画も有名ですし、いまさらあらすじの紹介なぞ世界中の誰にもいらないような気がします。
 

しかしながら、原作の「風と共に去りぬ」は、主人公のスカーレット・オハラが物語の開始早々のたった5ページで、読むものの心をくぎづけにする。
 

要約しますと、最初の5ページには以下のような事が書かれています。
 

「タールトン家の双子の兄弟スチュアートとブレントは、クレントン群の界隈でも評判の馬鹿だった。
 しかしスカーレットはそれに輪をかけた馬鹿だったので、双子の馬鹿さ加減が全く気にならなかった」

 

・・・ズッキュン!
 

いやー、高校生時代のさくらは、この5ページ読んだだけでスカーレット・オハラにキャッチインマイハート。胸ズッキュンでしたわ。
え?私だけ?そんな筈はないと思うの。
 

物語の内容は、皆様ご承知のとおり。
馬鹿で能天気でワガママなスカーレットが、南北戦争の戦火に遭って、自分の家族と自分の土地を守るべく立ち向かう。
自分の欲求と欲望をむきだしにして。自分本位の指針を変えることなく。
“大地の母”のように雄雄しく、ギラギラと猛々しい女性の、話です。

誤解なきよう申し添えておきますと、熊本を南北戦争の焼け野原に例えるつもりは到底ございません。それではあまりに熊本の方々に失礼です。
そして、熊本在住の友人Mちゃんを、スカーレット・オハラに例えるつもりもございません。それではあまりにMちゃんに失礼ですw
(ああ、Mちゃんがご希望なら例えて差し上げてもよくってよ。輝かんばかりの美貌とジョージア州No.1の細いウエストと形容致しますわよ)
 

しかしながら『なにか』が起こったときに守るべきものは、自分自身と自分の家族と自分の土地であると。
スカーレット・オハラのぶれない目線と、猛々しいその姿が、いつも読むたびに私に元気をくれるのです。
『大事なことは明日考えよう』って、それでいて明日にも考えないとういう放り投げっぷりも、また良し。明日には明日の風が吹くと思うと、とても勇気がわくよ。
 

だから、熊本のMちゃんに、この本をおすすめ。
そして私信。このブログを読むかどうかも分からないけど。
 

色々と大変だろうけど、不安な面も多いだろうけど。
一日も早く、Mちゃんの気持と生活が落ち着きますように。
Mちゃんの家族と、Mちゃんのご親戚と、Mちゃんのお友達と、Mちゃんのご近所さんと、Mちゃんの知り合いと、ついでにMちゃんのまわりの半径50キロか100キロかそこらの人も、一緒に安らげますように。
 

応援してるよ。で、祈ってます。
明日には明日の風が吹くように。
明日、良い風が吹くように。

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