魔法の杖や魔女のランプなど幻想世界のアイテムが作れると話題を呼んだ「魔法雑貨の作り方」に続編が登場。今回は“魔法少女”にフィーチャーし、子どものころに憧れた変身アイテムやマジカルグッズの作り方を解説していきます。
(ホビージャパン「魔法少女の秘密のアトリエ」内容紹介より)
女の子は魔法のアイテムが大好き。
私の知る限り、最初に出てきた魔法アイテムはひみつのアッコちゃんの「テクマクマヤコンコンパクト」
アッコちゃんは私より上の世代ですけどね。家にテクマクマヤコンコンパクトありましたよ。姉のお下がりなのか誰のものだかわかりませんけど、そこらの白砂集めて入れておりました。
私のドンズバ世代は花の子ルンルンは「花の鍵」(って、誰が花の子ルンルン知ってるんだろう…)
今30代の私の同僚がハマっていたのは美少女戦士セーラームーンらしいです。私は世代ではないので「プリズムハートコンパクト」とか「Eternal コンパクト」とかいろいろあるらしいけど、よーわからん。
そして我が娘が幼少期から延々と続くプリキュアシリーズの魔法アイテム群。これはもうたくさんありすぎて列挙のいとまがありません。
映画館の前売り券買うとおまけで魔法アイテムもらえましてね。クライマックスでライトを灯して振って、スクリーンのプリキュアを応援したもんですよ。
かのように、どの世代の女の子にも思い出の魔法アイテムってのはあるもんです。
大人になったとしても、心ひそかに欲しかったりする魔法アイテム。でしょ?もし本当に魔法が使える魔法アイテム、ゲットできるってもんならゲットしたいでしょ?
だって、女の子だもん!(きゃっ)
変身ペンダント
普通の女の子から魔法少女に変身する時に必要なアイテム。大きなハートの中には魔法のエッセンスが入っている。
この「魔法少女の秘密のアトリエ 変身アイテムとマジカルグッズの作り方」(長い)は、上記のような永遠少女の夢を叶えるハンドクラフト本です。どっかのキャラグッズではなく完全オリジナルね。
「貴女の恋の魔法をかけて☆」ってなもんですよ。
子供向けにおもちゃ業界が作るアイテムと比べて、一番大きな違いは作成費用と申せましょうか。大人女子が望むクオリティのためにスワロフスキーとかビジューとかガンガンに使ってます。その財源を得るための魔法が欲しい。
私さくらは自他ともに認めるぶきっちょさんなので自分で作ろうとは思いませんが(多分ダンナが作ったら仕上がりも美しかろう。そして嬉々として作るであろう)この本は見ているだけでも結構楽しいです。
何が楽しいって、各魔法アイテムの説明文が楽しい。
ステラカリス
星の光を集めた聖杯。長い歳月に渡って星の光を浴び、魔法の力を宿した。変身した魔法少女の力を増幅させるマジックアイテム。
とか。
夜の誉れ
泣いているあなたに寄り添い、涙を優しくすくって、夜の魔法でその涙を勲章の形にかえて讃えたい。
その勲章を身に付けると、あなたの瞳は優しい誇りに満ちた。
とか。
誇らしい午後
君は君自身の王になるんだよ。君の美しい誇りをひとつずつ星に変えて冠を仕立てよう。
午後の昼下がりの光のような、真実のプライドの輝きを受けた時、君は本当にその冠の力を手にする。
とか。
ねっ?すごくないですか各アイテムの煽り文句(いや皮肉じゃなくって)
アイテム作成の難易度が上がり、出来上がりアイテムがゴージャスになるにつれ、煽り文句もグレードが上がっていきます。
多分、パーツのお値段も上がるよー。
難点と言えば、掲載されている各アイテムのパーツをどこで手に入れればわからないという点でしょうか。ハート形の金属パーツとか石座とかチャームとか、ユザワヤに行けばあるんでしょうか…普段馴染みのないハンドクラフトの世界なので、私にはよくわからなくて。
出版したホビージャパンとかで「〇〇作成キット」とか売り出せば商売になると思うんですけどね。どうでしょうホビージャパンさん?
この本は例え実際に作らなくても、見るだけで、読むだけで楽しい本ではありますが。
大人になって魔法アイテムを持つには、スワロ等々のお高めパーツを購入できる財力と、どこで売ってるかわからない謎アイテムを探し出せる探求心と、細かな作業ができる器用さが必要なんだと知るにいたり。
その力、すでに魔力。