大人になっても不器用で、切実な欲望を持て余している―そんな男女におくる、この上なく熱く刺激的な作品集。刺激的、官能的な恋愛短篇10作。
(「BOOK」データベースより)
石田衣良は私の中で「登場人物に優しい作者No.1inNIPPON」として勝手に認定している作家です。(ちなみに「登場人物に冷たい作者No.1inNIPPON」は乃南アサと認定。対抗馬は桐野夏生と林真理子かな)
が、しかし。石田衣良が定期的に書く性愛ジャンルは、どーも納得がいかないわ。
私は現代の標準的な日本の婦女なので、セクシャルなものに対しては正直に言葉を述べられない部分があります。
と、いうことで、この本のレビューは以上。
・・・というと本当に終わってしまうのでひとつだけ。
「MILK」は短編集なので、いくつかのお話に分かれています。
その中のひとつ、本の題名にもなっている「MILK」は、匂いフェチの男性が主人公。
《フェチとは》
異性の身体的あるいは装飾的なパーツ(部分)や要素に対して特に性的魅力を感じる傾向・嗜好・趣味・性癖といった意味で用いられる語。
(実用日本語表現辞典より)
女性には声フェチの人、多いらしいですね。ジェットストリームの過去放送をまとめたCDが今以て売れ続けているのは、初代機長の城達也にマダムがメロメロしているからに違いない。
実は私 さくらも声フェチでしてねぇ~。
「遠い地平線が消えて、 ふかぶかとした夜の闇に心を休める時・・・」低音ボイス、良いよねぇ~。
かの昔、名探偵ホームズというアニメのホームズ役をされていた広川太一郎さんが、私の声フェチ初恋の人でした(きゃっ)古い洋画の役者さんディック・ヴァン・ダイクの声も同じだったの(きゃっきゃっ)でも、ゴーストバスターズのダン・エイクロイドの声も同じだったと知り、初恋は終わったわ。高い声出さないで・・・。
ちなみに今Webで調べたら、広川太一郎さんは生前「宇宙戦艦ヤマト」の古代守なる人物の声もされていたとの話でしたよ。
・・・古代守って、誰だ?
さて、男性の声が低くなるのは、男性ホルモン「テストステロン」の分泌量に左右されるそうです。テストステロンが多ければ多いほど、低音ボイスになるそうな。
テストステロン!ビバ!テストステロン!
で、テストステロンを増やすには亜鉛を取るとよいそうな。
おすすめは「○○サプリ!亜鉛たっぷりで低音ボイスになって女子にモテモテ!」
・・・とか、この流れで亜鉛サプリメントの宣伝をすれば儲かりそうな気がするぞ?
石田衣良の官能系に照れてしまって、別の方向に逃げを打つ純情乙女のさくらでした。
純情乙女46歳。す、すまない。