小説我孫子武丸「人形はこたつで推理する」 私はこの小説の主人公、妹尾睦月と友達になりたい。鞠小路鞠夫―私が密かに思いを寄せる内気な腹話術師・朝永嘉夫が操る人形の名前です。出会ったのは幼稚園のクリスマス会。園で飼っている兎が死んだ事件を見事な推理で解決してくれました。そう、「彼」は実... 2016.03.01小説
小説石持浅海「罪人よやすらかに眠れ」 「この館に、業を抱えていない人間が来てはいけないんです」北海道札幌市、中島公園のすぐそばに不思議な“館”がある。公園と同じ名の表札を掲げるその建物に、吸い寄せられるように足を踏み入れた客の境遇はさまざまだ。「友人と、その恋人」を連れた若者、... 2016.02.24小説
小説中山七里「連続殺人鬼カエル男」 このミステリーがすごい!大賞 史上初の 最終候補ダブルエントリー作品。大賞は同じ中山七里『さよならドビュッシー』に軍配があがったものの、作品として勝るとの声も多し。どんでん返しにつぐどんでん返しのジェットコースター的ミステリ。口にフックをか... 2016.02.23小説