『ゾンビランド』『コリンLOVE OF THE DEAD』『龍が如くOF THE END』『死霊のはらわた』シリーズ…etc.奴らに打ち勝つルールをゾンビゲーム&映画から学べ!ゾンビから己を守る究極のルールブック。
(「BOOK」データベースより)
ホラー映画は怖いのであんま好きじゃありませんが、ロメロ監督の「ゾンビ」は好きです。ゾンビ映画が好きってわけでもないのよ、本家本元ロメロの「ゾンビ」だけ。
あれはねえ。観るとすっごく元気が出るのよ。
他の、特に近年のゾンビ映画の何が不満かって(とはいえ私は近年のゾンビ映画に詳しい人じゃないない)登場するゾンビの足が速いことですよ。
「バタリアン」あたりから始まる“走るゾンビ”の是非については邦画の「カメラを止めるな」でも取り沙汰されていましたが、私 さくら的にも絶対反対!です。だって怖いじゃん。
「バイオハザード」のゾンビ犬なんて、あれはもう、反則ね反則。ゾンビじゃなくてもケモノのスピードにかなう訳がないよ。
その点「ゾンビ」は良いですよー。ノタノタ歩くだけなんで走って逃げられるし、全体的に動きがノロいから、こっちから攻撃することも可能です。
敵はヤワくて良い。ドラクエだってファイナルファンタジーだって、出てくるモンスターはずーっとスライムでも構わないんです、私。
さて、ホラー映画もゾンビ映画も(ロメロ以外)嫌いなのに、なぜか読んでしまった「ゾンビ大事典2―生き残るための52のルール」ほら、もしこの世界にゾンビが現れてしまった場合に備えて、生き残る術も知っておかなくちゃならないからね。
東京防災には書いていなかったサバイバル術。いざという時に備えて、さまざまな災害に対処できるようにしておかねば…。
あ、ちなみにこの「ゾンビ大事典2」は、どうやら「ゾンビ大事典」の続き物らしい。2を読んだからといって、じゃあ1を読むかって聞かれたら、たぶん読まない。怖いから。
この世にゾンビが出現して、生き残るためにはどうしたら良いか。
詳細はこのムック本を実際に読んでいただくとして、このブログでは小タイトルのみお伝えいたしましょう。まあ、タイトル読めば大体のところはわかる。読まない人は脳内で補完して。
ルール8:~ゾンビは刻々と進化し続けている~「古いゾンビ観は捨てろ」
ルール9:~安全な場所は世界のどこにも存在しない!~「ゾンビに国境なし」
ルール14:~本当に必要なものだけを見につけろ~「フットワークは常に軽く」
ルール18:~災害下でも万能ぶりを発揮する~「携帯電話を手放すな」
ルール38:~侵入を阻む扉は多いほどいい~「1階より2階、平屋よりマンション」
ルール49:~火災はゾンビよりも恐ろしい?~「火の扱いに気をつけろ」
火の扱いに気をつけろって…そりゃまあ、ゾンビがいようといなかろうと気をつけなきゃね皆さん。
ルール18の携帯電話も落としちゃだめね。あ、でも充電器なかったら充電切れるな。充電器も持ち歩くか…いやそうするとルール14の「フットワークは常に軽く」に干渉する…。ルール14と18の間でどう折り合いをつけるかが悩ましいところです。
で、ですね?ゾンビ映画に限らずホラー映画やパニック映画って、性格が悪い人って大概は死にますよね。途中くらいまでは生き残りますが、最終的にはゾンビ化するor喰われて死ぬ運命。
そのため人として生き残るには、道徳的に正しく優れた人格者でなければならないのです。
ルール16:~持てる者と持たざる者の格差がなくなる時~「金の力を信じるな」
ルール40:~赤の他人同士がひとつ屋根の下に集う時~「仲間の人格を見極めろ」
ルール41:~『何で自分ばかり…』と不満が出る前に~「作業分担は公平に」
ルール47:~禁欲が求められる場面もある!~「誘惑に負けるな」
ルール51:~皆の信頼を裏切る行為は許されない~「盗みと悪口は御法度」
ルール52:~絶望は何よりも恐ろしい伝染病である~「悲観的な人間になるな」
わーーーー。道徳的ーーーー。
上記ルールを守っていれば、ゾンビが出ようと出なかろうと清らかに正しく美しく生きられそうです。小学校の道徳の教科書にものっけて良いレベルなんじゃなかろうか。
かつて「レ・ミゼラブル」をご紹介した際、小学校の道徳の教科書に“銀の燭台エピソード”が載っている件について文部科学省への怒りを綴りましたが。
道徳の教科書に載せるべきなのは「ああ無常」ではなく、この「ゾンビ大事典2」だと思います。
教科書発行の各社様、文部科学大臣様、何卒ご検討ください。