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西原理恵子「サイバラの部屋」

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ようこそ、何でもアリの部屋へ―。よしもとばななやともさかりえを相手に、なぜだか近所のオカン談義。重松清と成り上がり人生を振り返る。リリー・フランキーにはライバル意識むき出し。出所したてのホリエモンとはダイエット話に花を咲かせる。大胆にもやなせたかし先生のポジションを狙う…。野望も下ネタも人情も一緒くた!読めば不思議と元気になれる、盛りだくさんの対話集。
(「BOOK」データベースより)

相変わらず怒ってんなあ。

西原理恵子は「恨ミシュラン」連載時からの読み続けている、けっこう長期なファンです。
彼女が「毎日かあさん」の連載を続ける限り、我が家は毎日新聞の購読を止めることはないでしょう。

おかげで朝○新聞読○新聞の勧誘も、苦もなくかわせる私ですよ。
毎日って部数少ない分だけ、景品につられて他には移らないコアな購読者が多いらしいので、拡張団のオジサンも「毎日だったらしょーがねーか」とあきらめやすいのです。

あっ、“拡張団”というのは新聞の勧誘をする専門の業者?グループ?の名称です。
知人に新聞販売店の人がいるので、教えてもらいました。

ついでに、しつこい新聞の勧誘を確実にかわす手段も教えてもらい、勧誘のピンポンには必ず以下の応対をしています。

「ウチ、実家が毎日の販売店なんですぅ~♪」
これ最強。
未だかつて上記の断り文句で、帰らなかった拡張団はいない。
以上プチ豆知識。新聞の勧誘に負けそうな、奥様方のお役に立てればうれしいわー。
 

さて本題の「サイバラの部屋」

いつもの漫画じゃなくて対談集です。かつていろんな雑誌で対談したのをまとめた本。
作成の手間もコストもかかってねーな、さすがサイバラ!

色々なジャンルの人と対談をしてまして、それぞれに結構面白いのですが、
どの相手との対談の中でも匂い立つのが、サイバラの恨みつらみ嫉みの怨念エピソード。

ミニスカパブで乳揉んだ客を恨み、学校出禁にされたPTAを恨み(しかしすげーなPTAもw)ハブにされた近隣のママ層を恨み、ひとり出世したリリー・フランキーに嫉妬し(笑)

短い対談の中でもポロッポロ怒りのエピソードが出てくるってことは、よっぽど毎日グツグツしたものを抱えて生活してるんだろうなあ、と、彼女の生きづらさにちょっと同情。

例えばですね。
毎日のおさんどんの中で、生ゴミが出るとして。
普通の人は台所の三角コーナーにゴミを集めて、可燃ごみの収集日に捨てちゃう訳ですよ。
流し台にディスポーザーが備え付けられていて、そのままダダ流しな「おセレブさん」もいるかもね。

まあ、全ての生ゴミが全て捨てきれる訳ではないのだけれど。
たまにちょっと匂うかな?とか、見ないフリしている間に忘れていったり。
殆どの生ゴミは、乾燥してカラッカラになれば、さほど匂いもしなくなるしね。
(たまに忘れていた生ゴミをとんでもない場所で見つけて戦慄したりする)

でもサイバラの生ゴミは(西原家の台所が、という意味ではありません。念のため)生ゴミを溜める巨大な箱にそのままドンドコ入れていくものだから、いろんな生ゴミが混じりあって発酵して、グズグズのもうすっごい状態になってるw

湿気があって乾燥もしないから、箱のフタを開けると中からものすごい悪臭がw虫がw
 

捨てられないのなら封印しておけば良いのに、ついつい気になってフタ開けて覗き込んで悶絶。
痛い歯をついつい押してしまう虫歯持ちと同じ心理ですね。

サイバラにとって漫画を描くことは、箱の中に湧いた虫を取り出して見せる行為なのかしら。
生ゴミ自体は触る勇気はないけれど、虫だったらつまめる、くらいな感じで。
 

面白いし好きなんだけど、サイバラ。
その生ゴミが発酵したすっごい箱、捨てたらすっごく楽になるのにな。
ダスキンのおそうじサービスで捨ててくれないもんだかな。サイバラの生ゴミも、私の生ゴミも。

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