
我孫子武丸「さよならのためだけに」
我孫子武丸「さよならのためだけに」の書評です。遺伝子マッチングで最高の相性とされた二人の初めての共同作業は離婚の成立。近未来フィクションとリアルを隔てるのはジョブズの壁。感想など。
さくらの極私的書評ブログ
我孫子武丸「さよならのためだけに」の書評です。遺伝子マッチングで最高の相性とされた二人の初めての共同作業は離婚の成立。近未来フィクションとリアルを隔てるのはジョブズの壁。感想など。
浅田次郎「鉄道員(ぽっぽや)」の書評です。高倉健と広末涼子イメージで固定された『ぽっぽや』と、死んだ妻を引き取りに行く偽装結婚の夫『ラブ・レター』最終的な感想は、人間、顔だ。
山本周五郎「小説日本婦道記」の書評です。女性のあるべき姿?それとも不当な犠牲?武家社会の女を描いた短編集。献身的に夫・家・主君に仕える姿は『一億総活躍社会』からはどう見えるか。感想など。
石田衣良「コンカツ?」の書評です。白馬に乗った王子様を求めて西へ東へ合コン&婚活パーティ。でも王子様は意外な場所のメーテルリンクの青い鳥。感想など。
荻原浩「明日の記憶」の書評です。人は何度でも恋をする。また同じ人に恋をする。若年性アルツハイマーに罹患した営業マンの不安、哀しみ、そして闘い。感想など。
うるまでるび「おれボテ志デラックス」の書評です。おしりかじり虫の作者夫婦ユニットの最高傑作・コドモ0~2歳までの毎日は、乳っくさい匂いとLOVEが充満。感想など。
東野圭吾「秘密」スキーバス事故を期に入れ替わった母と娘。30代既婚女性が11歳の少女として生きる事態になったら、人生をどうやってやり直す?母と娘のどちらとして生きていく?感想など。
澤口珠子「はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート」の書評です。婚活カリスマが身体を張って得たノウハウの数々。この通りに実践すれば私も結婚できるかも。でもその前に離婚しなくちゃ?感想など。
連城三紀彦「恋文」の書評です。直木賞受賞作。夫に去られた妻が渡した離婚届は最高のラヴレター。造花は時に現実の花よりリアルで美しい。感想など。
向井万起男「君について行こう―女房は宇宙をめざした」の書評です。日本人女性初の宇宙飛行士・向井千秋さんの夫マキオちゃん。読後に改めてタイトルがしみじみと。例え怪しいオカッパ頭でも彼は格好良い。