さくらの書評ブログ「ほんのむし」漫画・コミックに関するジャンルのカテゴリーです。
筒井康隆,他「筒井漫画讀本_壱」
日本SF黎明期を支え、今や正真正銘、日本文学界の大スターとなった鬼才・筒井康隆。その傑作・怪作の数々を、17人の豪華執筆陣が独自の解釈でコミカライズ!SF、スラップスティック、不条理、実験、哀愁と残酷…。広大無辺のツツイ宇宙が、ここに漫画で...
杉浦日向子「風流江戸雀」
川柳は俗なるものではあるけれど、俗きわまれば雅にいたるもの、何でもない日常の瑣事を詠んで人生の核心を衝くのである。この本にえらび採られている古川柳は、「柳多留」の中でもことさらの佳句で、古川柳の代表作ともいえるであろう。 (「BOOK」デー...
椿いずみ「月刊少女野崎くん」
無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女マンガ家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女マンガ家でもある野崎くんの日常を描く、少女マンガ...
星新一「進化した猿たち」
このたぐいの本をなんと称するものなのか、私には見当もつかない。紹介でもあり、研究でもあり、随想でもあり、雑談でもある。------ひとときを楽しんでいただけたら、また、今後アメリカ漫画を一段と楽しんでいただける一助にでもなれば、私としてもう...
吉野朔実「少年は荒野をめざす」
【あの少年は私 今もあの青い日向で世界の果てを見ている】浅葱中・名物トリオの一人、狩野都。小説を書き、いつも不思議な雰囲気を漂わせる狩野は周囲から浮いてはいるものの、管埜と小林と3人で学校生活を楽しんでいた。しかし時は受験シーズン。否応なし...
泉昌之「かっこいいスキヤキ」
泉晴紀(作画)&久住昌之(原作)の2人ユニットのデビュー作『夜行』含む「ガロ」「宝島」に掲載した作品を収録した初期短編集。 マイナーすぎてAmazonに書籍の内容紹介が無いという悲しい事実の「かっこいいスキヤキ」英名?は「GROOVY SU...
うるまでるび「おれボテ志デラックス」
親はバカでも子は育つ。1日100万アクセスのWEB「ほぼ日刊イトイ新聞」で大人気連載中の子育て日記「おれボテ志」。妻でるびが絵を描き、夫うるまが文を書き、普通の子の普通の成長を毎日レポートした膨大な絵日記。誕生から3年間のいいところをデラッ...
岡崎京子「pink」
愛と資本主義。 欲しいものは欲しい、ヤなものはヤ。ワニと住むOLでホテトル ユミちゃんの、ポスト・ポストモダン社会の愛のおとぎ話。 (マガジンハウス帯文より) 岡崎京子が交通事故にあってから、今年でちょうど20年。 いやもう本当に飲酒運転っ...
祀木円「しゅんにゃん」
『にゃんペット』とは大手家電メーカーTAMY(タミー)が開発した、高齢者向けセラピーロボット。一般モニター用の春(しゅん)は大学生のモトナリと公園に行ったり季節の行事を楽しみながら同居生活を堪能中。開発センターで管理されているやまぶき、シロ...
多田由美「お陽様なんか出なくてもかまわない」
ツイてない男なんて、どこにだっている。でも、まさかこの俺が…。ハード・ロックのリズムが聞こえる多田由美の豪華傑作集! (Amazon内容紹介より) 多田由美を評して、江口寿史がこう言ったことがありました。 「タランティーノだウォン・カーウァ...