無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女マンガ家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女マンガ家でもある野崎くんの日常を描く、少女マンガ家男子コメディー!!
(スクウェア・エニックス内容紹介より)
すっごく疲れていたり、すっごく体調が悪かったり、すっごく脳内がパッツンパッツンだったりする時に、読みたい本は。
月刊少女ロマンス好評連載中の、夢野咲子先生『恋しよっ❤』ではなかろうか。
いや嘘です。ごめんなさい。『恋しよっ❤』は夢野咲子先生のマンガではありません。そもそも月刊少女ロマンスという少女マンガ雑誌も存在しません。
夢野咲子というのは「月刊少女野崎くん」の主要登場人物である、身長190cmの無骨な高校生ダンスィ野崎梅太郎くんのペンネーム。
「月刊少女野崎くん」は、高校生と少女漫画家の二束のワラジを履く野崎くんと、彼に恋する女子高生の千代ちゃん、それと周囲のオトモダチをめぐる少女漫画、いや学園ドラマ、いや恋愛モノ、いやいや正しくはギャグマンガです。
私事ではありますが、最近ワタクシ、すっごく仕事が忙しかったんですよ。
ここ半月ばかりはずーっとずーっとずーーーーっと仕事。寝ても覚めても仕事。マジで夢にお客さんが出てくるくらい(勘弁して…)仕事漬け。
10月に入ってヤマは超えたものの、まだ頭の中がゴチャゴチャしています。
そんな時に読書をしても、活字が頭に入っていかない。あんまりむっずかしーこと、考えたくない。
くっだらないギャグで、裏読みも深読みもなく、ただ笑いたい。
そんな時には、野崎くん。
(「月刊少女野崎くん」第2巻119Pより)
…あんまむっずかしーこと考えなくて良いというのは、上記1ページの引用でお分かり頂けるかと思います、ハイ。
ストーリーはありますが、基本4コマ漫画なので、どの巻のどのページを見てもOK。4コマギャグ漫画なのに絵が可愛いのも眼福。
で、どの巻を読んでも面白いのですよ。2017年10月現在で第9巻まで発刊されてますが、程よい安定感(非マンネリ)と外しのなさで、巻を追う順番すら気にしなくて良いのよー楽よー。
と、いう訳で。
今すっごく疲れちゃってる人、すっごく体調悪い人。すっごく脳内がパッツンパッツンの人に、野崎くんおすすめです。
あ、入院中の人へのお見舞いにも良いかもしれぬ。数年前に私自身が入院したときも、野崎くんには助けられましたから。
いま現在、まだ頭の中がゴチャゴチャな私も、野崎くん読んでリハビリするんだ、リハビリ。