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堂場瞬一「インタビューズ」

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一気読みできて、何処からでも読める!?文学の新たな手法に挑む問題作!この本は、100人の物語(インタビュー)で繋がる。
(「BOOK」データベースより)

平成が令和に変わってからあっと言う間に1年以上が経ち、ふと気付けば令和2年も終わりそうな年の暮れ。

年を取ると月日の経つのが早いとは申しますが、いやマジ何なのこのロケットエンジン付いてるような月日の速さ。1年って今でも365日?ここ数年は1年60日くらいで終わっちゃってない?

いやそれよりも年ですよ年。平成って31年間ありましたっけ。7年くらいで改元しちゃったんじゃないの?

昭和が平成になったのはほんのついこないだのように思える私としては、平成の31年間は「ぴゅん」とワープしたような気がします。

でも、平成の31年間。

いろいろありました。

堂場瞬一さんの「インタビューズ」を読むと、それがよくわかります。

この「インタビューズ」は、平成元年当時まだ読売新聞記者だった堂場瞬一さん本人が、平成元年の12/31から毎年大晦日に道行く人にインタービューして、その年に起きた大事件(社会的・個人的問わず)をまとめたものです。

フィクション?ノンフィクション?それはわかりません。

それは正直どうでも良いです。

友人の「本橋」氏がキーマンっぽくなっていながら、その実特にキーマンでないのもどうでも良いです。インタビューした相手と数年後に再会、とか、30年近くを経てインタビュー相手の子供にインタビュー、とか、そういうクスグリもどうでも良いです。

一番は平成元年から平成31年(令和元年)に起こった社会情勢・事件・風俗・流行を読んで「あぁ~これこれ!」とか「そっか〇〇は**年だったのか」とか「懐かしいなー」とか思うこと。

さてその喜びを皆様にもご共有したく、私 さくらちゃん頑張って「インタビューズ」の各インタビューイが語る「今年最大の事件」を一覧表にいたしました。

面倒なのでわかりやすく単語の箇条書きにしてあります。ちなみに以下はあくまでも各インタビューイの発言に基づきますので、実際の事件等が発生した年と異なったり、語られている社会情勢がもっと前から発生している可能性もあります。ついでに各インタビューイが“予見”している発言については割愛していることご承知おきください

言い訳はそこそこにして。

ほんでは、どうよ。

平成31年間って、どんなだったっけ。

平成元年(1989年)・不動産バブル

・セクハラ

・渋カジ

・ベルリンの壁崩壊

平成2年(1990年)・ティラミス

・バブル崩壊の予兆

・イカ天

・ソ連解体

平成3年(1991年)・都庁完成

・若高ブーム

平成4年(1992年)・分煙開始

・センター試験開始

・伊藤みどり

平成5年(1993年)・就職氷河期

・ドーハの悲劇

・日本新党

平成6年(1994年)・自社さ連立政権

・巨人中日10.8

平成7年(1995年)・地下鉄サリン事件

・阪神淡路大震災

・Win95発売

・野茂大リーグ

平成8年(1996年)・厚底ブーツ

・ポケベル

・スタバ1号店

平成9年(1997年)・山一證券廃業

・神戸連続児童殺傷事件

・ハイブリッド自動車

平成10年(1998年)・松坂甲子園

・バンドブーム

平成11年(1999年)・長野オリンピック

・2000年問題

・iモード

・介護問題

・市町村合併

・学級崩壊

平成12年(2000年)・Amazonサービス開始

・ドーナツ化現象

平成13年(2001年)・出版不況

・9.11

・パワハラ

・小泉旋風

平成14年(2002年)・イチロー大リーグ

・カメラ付携帯トラブル

・ゆとり教育

・EU

平成15年(2003年)・オレオレ詐欺

・六本木ヒルズ

・BPO

・地デジ開始

平成16年(2004年)・Yahoo!BB顧客情報漏洩

・Suica開始

・冬ソナ

・ブログ炎上

平成17年(2005年)・クールビズ

・YouTubeサービス開始

・マンション耐震偽装

平成18年(2006年)・ハンカチ王子&マーくん甲子園

・ライブドア事件

平成19年(2007年)・食品偽装問題

・リア充

・東京マラソン

・ネカフェ難民

平成20年(2008年)・秋葉原通り魔事件

・オバマ大統領

・ゆるキャラ

・ファストファッション

・Facebook

平成21年(2009年)・裁判員制度

・政権交代

平成22年(2010年)・食べるラー油

・殺人時効撤廃

・イクメン

・引きこもり

・電子書籍

平成23年(2011年)・東日本大震災

・Siri

・学校裏サイト

・晩婚化&少子高齢化

平成24年(2012年)・スカイツリー
平成25年(2013年)・バカッター

・東京オリンピック開催決定

・ブラック企業

平成26年(2014年)・消費税5%

・ソチオリンピック

・DJポリス

・渋谷区パートナーシップ協定

平成27年(2015年)・マイナンバー通知

・爆買い

平成28年(2016年)・18歳選挙権

・天皇陛下譲位の意向

・SMAP解散

・女性活躍推進法

平成29年(2017年)・座間事件

・藤井聡太

・忖度

・あおり運転

平成30年(2018年)・シューヘイオオタニ二刀流

・熱中症

・働き方改革

・日大悪質タックル

平成31年(2019年)令和改元

…こうやって一覧化してみると、確かに31年、経ってるわ。

時代が大きく変わってるわ。

野球ネタ及びスポーツネタが随所に入ってるのは堂場さんの好みでしょう。個人的に時代を感じたのは、平成前半あたりでインタビュアー堂場さんが使用しているスマホがブラックベリーだったりすること。ブラックベリー!時代ね!当時の堂場さんは結構グイグイ来る系だったのね!とか。あと最近判決が出た座間の事件からもう3年も経ってたのね、とか。

もっと細かく平成各年の空気を感じたい方は、実際に「インタビューズ」をお読みくださいませ。フィクションだろうがノンフィクションだろうが、そんなもん、どっちだって良いです。お好きに判断あそばせ。

しかし上記で「インタビューズ」を一覧化してもっとも得をしたのは私さくら本人かもしれません。

いやね最近、仕事で西暦和暦の変換をすることが多いんですよ。これまではいちいち検索して調べていたのが、これを見れば一目瞭然だわ。

お礼を言っておかねばね。堂場さん、ありがとう。

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