ぷくちゃんのお母さんが、すてきなぱんつを買ってきてくれました。ぱんつはやわらかくてさらさら。いい気持ち。でも、ぷくちゃんはおもらしの失敗ばかり。大丈夫。ほらね、おかわりぱんつ。
(「MARC」データベースより)
娘がちっこい頃に読み聞かせしていたよシリーズ(と、唐突に命名)
“ぷくちゃん”の出てくる絵本は5冊ありまして、もうぷくちゃんが大好きで大好きで。娘が?いいえ、私が。
5冊順ぐりに図書館で借りて、いつもいつも読んでおりました。
これだけ読むのだったら、購入してもモトが取れていたのじゃないか…と、今にして思う。後で悔やむから後悔。というかアリス館さんゴメンなさい。
“ぷくちゃん”シリーズは、育児にまつわる「トイレトレーニング」やら「お散歩」やら「寝かしつけ」やらを題材にした絵本です。
読んでもらう子供は、自分と主人公のぷくちゃんを重ねあわせて、前向きトイレトレーニングにはげみ、読み聞かせる親は、自分とぷくちゃんママ(&パパ)を重ねあわせて、おおらかな育児を学ぶという…おお、教育的な絵本だ。主に親教育。
だってさあ、思い通りにいかないじゃん子育てってさあ。
ぷくちゃんは、ぱんつが だいすきに なりました。
だって、こんなに かっこよく あるけます。ところが、、、
おしっこが じょじょじょーん!
ぱんつが ぬれてしまいました。
ぷくちゃんはおしりポッコリオムツから素敵なパンツに履き替えて、ひとりでトイレ出来るように頑張る訳ですよ。
そりゃ失敗もしますけどね。最初は「おしっこ~」と口にも出さなかったぷくちゃんが、お母さんに教えてくれるようになって、それでトイレまで行く努力はして、次にはオマルにまたがってみて。
そりゃ何回も何回も失敗しますけどね。せっかくオマルにまたがることができたのに、パンツ脱ぎ忘れてたりしてね。
でもねえ。トライ&エラー繰り返しつつも、着実に一歩一歩、前進はしている訳ですよ。
だいじょうぶ だいじょうぶ。
ほらね、おかわりぱんつ。
私だったら「ウキーッ!何度も何度も失敗するなら、もう一生オムツのままで良いわいっ!」って言いたくなるようなところが、ぷくちゃんママはおおらか。パンツせっせと洗濯して、失敗パンツをズラリと干して。
ああ、その寛容さと優しさを、私にも分けてください…。
娘がおっきくなって、もうさすがにオモラシしてパンツ濡らす年じゃなくなりましたが。
すっかり忘れていた、トイレトレに一番必須な親の寛容さ。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。またチャレンジすれば良いじゃない」と、おおらかに構える姿勢が、今でもまだ、必要なんだよな。親には。
と、久しぶりの再読絵本に教えられた さくらでありました。
…とか言って。
実のところ私、娘のトイレトレーニングには殆ど関わっていない事実を、ここに告白しよう。
娘1歳の折、保育園に落ちて(時代最先端だ!)元保育士さんのご家庭に預かって頂いていた最中に、元保育師さんのプロフェッショナルなご指導でトイレトレーニングが完了してしまったのです。ワンダフル保育ママ制度。ありがとうしのぶ先生。
つまり実際のところ、ぷくちゃんママのようにパンツの洗濯に明け暮れた経験が無い私だよ。
ゴゴゴゴメンね楽な育児して。すすすすみません『おおらかな姿勢が必要』とか、どの口が言うか。どの口が。