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野神明人「図解_箱根駅伝」

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第1章 箱根駅伝を彩る人間ドラマ(なぜ、人々は箱根駅伝に熱狂するのか?/「花の2区」はなぜエース区間なのか? ほか)/第2章 箱根駅伝の基礎知識(日本で生まれた駅伝競走/箱根駅伝の生みの親・金栗四三 ほか)/第3章 箱根駅伝のコースと見どころ(2017年(第93回)箱根駅伝全コース/箱根駅伝のコース変遷 ほか)/第4章 大会を支える人々と環境(箱根駅伝の歴史に輝く名将の系譜/21世紀を彩った3強を率いる名監督 ほか)/第5章 箱根駅伝観戦ガイド(現地応援派?それとも炬燵派?/ディープに観戦するための情報収集 ほか)
(「BOOK」データベースより)

いま、東京23区西部の極狭域で、箱根駅伝の危機が起こっている。
どうなる、どうする箱根駅伝。
 

いやホントに私、箱根駅伝が好きでしてねえ。
年を経る毎に増して行く箱根駅伝愛。あのね、陸上競技が好きな訳じゃないの。他の駅伝(出雲駅伝とか)が好きな訳でもないの。20歳前後のピチピチ男子が見たい訳でもないの。
ただ、箱根駅伝が好きなだけなんです。
 

何が好きなのかも分からない。母校が出ている訳でもない(そもそも私は大卒じゃない)
なのに何故か、1月2日と3日は朝7時からTVの前に陣取り、正月の実家詣での際には家を出る時間と襷リレーの兼ね合いに悩み、実家に帰れば挨拶がわりに「今何区?」
ふーしーぎー。
 

そんな不思議を解明すべく、読んでみました「図解_箱根駅伝」
いや、言い訳ですけどね。

僕らが箱根駅伝に惹かれるのは、そこに単なるアスリートスポーツの域では収まりきらない、人間ドラマが詰まっているからでしょう。それも若者の貴重な4年間の結晶が散りばめられた、上質の青春ドラマをそこに見出すことができるのです。それは自らがアスリートである人、母校が出場している人はもちろんのこと、たとえ普段はスポーツと縁が薄い人であっても、いつの間にか共感し惹き込まれてしまう魅力を備えています。

この本に箱根駅伝の何が書いているかというと…えーとね、このページ一番上のBOOKデータベースの目次を見て。箱根駅伝に関する、まあ全部が書いてあると言っても言いすぎじゃないでしょう。
箱根駅伝の歴史へGo、名シーンへGO、コース紹介へGO、見所ポイントへGO、選手たちの裏話へGO、観戦ガイドへGO、です。
 

特にですね、読んでて楽しいのが第一章の『箱根駅伝を彩る人間ドラマ』ですよ。著者の野上明人さんは、おそらく私とほぼ同年代なんでしょうね。
主に1990年代終わり頃から2016年大会までの(この本の発行は2016年12月)あれやこれやは、「それな!それな!」の連続。
ダニエル20人ごぼう抜きとかねー!オツオリ早かったとかねー!山梨学院の大ブレーキとかねー!
山の神が初代・今井→二代目・柏原→三代目・神野、と全部言える私としては、燃えるわ。読んでいる本のページが燃え上がるくらい、燃えるわ。
 

そして「それな!それな!」だけじゃなく、箱根駅伝の内部事情に関する話も、なかなかに面白いんですよ。
例えば、箱根駅伝主催側の学生スタッフさんの話とかね。あれは出場校の陸上部員とか在籍学生さんだけじゃなくって、箱根駅伝に出る可能性が全く無いはずの女子大学の学生さんとかもいるのね!
へーと思って箱根駅伝の公式サイトを見たら、常任幹事の中には東洋英和女学院大学(名称から察せられる通り女子大です)の学生さんも居たりしました。
色々な人に支えられて開かれる箱根駅伝。若いモンはええのう。
(しかし公式サイトまで読み込む私って一体…)

他にも、これまで密かに謎だった給水ペットボトルの色分けとか、興味深い箇所を挙げたら際限なくなりそうですが。
箱根駅伝ファンの人は、読んでみそ。正月に向けて、読んでみそ。
 

1月2日と3日が、さらに楽しみになること請け合いです。
 

さて。
冒頭で申し上げた、東京23区西部の極狭域で起こっている、箱根駅伝の危機とは。
 

……我が家のTVのアンテナ(チューナー?)が、壊れました。
家に2台あるTVが、2台とも映りません。
 

これから年末年始、紅白と箱根駅伝というさくら2大お楽しみ番組が、このままでは観られない可能性が。
 

よりにもよって今この時期に!なぜ今この時期に!
さくらの胸中に吹き荒れるブリザード。もしこのままTVが観られないままだったら、私の2018年が始まらない(ような気がする)
 

このままじゃ箱根駅伝の危機。
どうなる我が家のTVアンテナ?どうなる年末年始?どうなる紅白?どうする箱根駅伝?!

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