SF

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小説

宮部みゆき「地下街の雨」

麻子は同じ職場で働いていた男と婚約をした。しかし挙式二週間前に突如破談になった。麻子は会社を辞め、ウエイトレスとして再び勤めはじめた。その店に「あの女」がやって来た…。この表題作「地下街の雨」はじめ「決して見えない」「ムクロバラ」「さよなら...
小説

筒井康隆「旅のラゴス」

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は...
小説

有川浩「海の底」

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜ...
小説

筒井康隆「ベトナム観光公社」

新婚旅行には誰もが土星へ行く時代、装甲遊覧車に乗ってベトナム観光公社主催の戦争大スペクタクルを見物に出かけた―現代社会と戦争を徹底的に戯画化する表題作ほか、名作の香り高い「火星のツァラトゥストラ」「トラブル」「最高級有機質肥料」「マグロマル...
小説

アイザック・アシモフ「停滞空間」

時力戦と平行に動き、エネルギーの過不足のない場<停滞空間>。この別の宇宙を通り抜けて、4万年前からネアンデルタール人の子供ティモシイは連れてこられた。最初ティモシイの異様な姿に恐れをなした世話係のミス・フェローズも、やがて限りない愛情をその...
小説

伊坂幸太郎「終末のフール」

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す...
小説

北村薫「スキップ」

昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師...
小説

石田衣良「アキハバラ@DEEP」

電脳街の弱小ベンチャー「アキハバラ@DEEP」に集まった若者たちが、不眠不休で制作した傑作サーチエンジン「クルーク」。ネットの悪の帝王にすべてを奪われたとき、おたくの誇りをかけたテロが、裏アキハバラを揺るがす。 (「BOOK」データベースよ...
小説

北村薫「ターン」

真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると...
小説

有川浩「空の中」

200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つ...
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