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小説

東野圭吾「マスカレード・イブ」

ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名を言わない。殺人の疑いをかけられてでも守りたい...
小説

スティーブン・キング「第四解剖室」

私はまだ死んでいない、死んでいないはずだ。ゴルフをしていて倒れた、ただそれだけだ。それだけなのに。だが、目の前にある解剖用の大鋏は腹へと迫ってくる…切り刻まれる恐怖を描いた標題作のほか、ホラーからサスペンス、ファンタジー、O・ヘンリ賞を受賞...
小説

ドロシー・ギルマン「おばちゃまはイスタンブール」

ミセス・ポリファックスはちょっとした行きちがいからCIAに採用されてしまったボランティア・スパイ。一度かぎりと思った初仕事で大手柄をたてたために、またも任務がまわってきた。行き先はイスタンブール。東側から脱出してきたダブル・スパイの救出が今...
小説

山本周五郎「さぶ」

才走った性格と高すぎるプライドが災いして人足寄場に送られてしまう栄二。鈍いところはあるがどこまでもまっすぐなさぶ、ふたりの友情を軸に、人の抱えもつ強さと弱さ、見返りを求めない人と人との結びつきを描き、人間の究極のすがたを求め続けた作家・山本...
小説

小松左京「復活の日」

MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類...
小説

フレドリック・ブラウン「まっ白な嘘」

ショート・ストーリーを書かせては当代随一の名手の代表的短編集。奇抜な着想、軽妙なプロットは、論より証拠、まず読んでいただきましょう。どこからでも結構。ただし最後の作品「うしろを見るな」だけは、最後にお読みください。というのは、あなたがお買い...
小説

筒井康隆「懲戒の部屋―自選ホラー傑作集」

いっさい逃げ場なしの悪夢的状況。それでも、どす黒い狂気は次から次へと襲いかかる。痴漢に間違われたサラリーマンが女権保護委員会に監禁され、男として最も恐ろしい「懲戒」を受ける表題作。たった一度の軽口で、名も知らぬ相撲力士の逆鱗に触れた男が邪悪...
小説

ロバート・A・ハインライン「夏への扉」

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二...
小説

石持浅海「人面屋敷の惨劇」

東京都西部で起きた連続幼児失踪事件。我が子を失った美菜子はじめ6人の被害者家族は、積年の悲嘆の果てに、かつて犯人と目された投資家、土佐が暮らす通称「人面屋敷」へと乗り込む。屋敷の中で「人面」の忌まわしき真相を知った親たちの激情は、抑えがたい...
エッセイ

酒井順子「私は美人」

女なら誰もがなりたい「美人」。しかし、そもそも美人とは何か。性別、年齢、地域はもちろん一人の人間の主観と客観の間においてさえ微妙に揺れる美人観。美人を目指さずにはおれない女性たちの行動と心理に潜むその本質を独特の観察眼で喝破し、ユーモアで包...
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