さくら

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小説

オスカー・ワイルド「ドリアン・グレイの肖像」

美貌の青年ドリアンが人知れず罪を犯してもどった夜、彼の肖像画は奇怪にも口許に残忍な微笑を浮べていた。快楽にふけり醜さを加えてゆく彼の魂そのままに、肖像は次第に醜悪になってゆく。―美貌と若さを保ちつづける肉体の恐ろしい姿に変貌する魂との対比を...
絵本

はらふう,はらひで「おそろしくへんなローリー」

あなたはどう?へんな子じゃない?絵本出版賞最優秀賞受賞。 (「BOOK」データベースより) 哲学絵本、というジャンルがあるそうな。 ちょいと調べたところ、哲学絵本とは「楽しい」「面白い」よりも「考えさせる」を主軸とした絵本だそうです。まあ「...
小説

坂木司「アンと愛情」

成人式を迎えるアンちゃん。大人になるには、まだ早い気がするけど、それでも時間は進むし、世の中は待ってくれません。おいしいおやつを食べて、前を向いて。さあいきましょう。デパ地下から着物売り場、催事場に金沢旅行。少しずつ拡がる世界。さらに深くな...
児童書

Jean Webster「Daddy Long Legs」

私、すごい頑張ったよ! 褒めて褒めて!誰でも良い、誰か褒めて! …と言っても、誰も褒めてくれないこたぁー分かってます。 これは完全に自己満足の世界。だって、どうしても気になっちゃったのです。 私が当ブログで繰り返し繰り返し挙げていたジーン・...
実用書

鹿目将至,鳥居りんこ「1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ」

おこもり生活の不安やプチ鬱がスーッと軽くなる超簡単テク39。 (「BOOK」データベースより) りんこは、りんこはどこだ。 りんこを探せ。 つい最近気づいたんですが、私は結構鳥居りんこさんのファンであります。 中学受験本からはじまり、介護本...
小説

五十嵐貴久「リフレイン」

生徒、教職員あわせて百二十余名の命を奪った「青美看護専門学校火災事件」。その惨劇の前触れは、すでに一年前から始まっていた。轢死、飛び降り、練炭自殺……学校の内外で続発する生徒たちの非業の死。その周囲には、いつも「彼女」の影がちらついていた-...
実用書

森戸やすみ (監修)「#赤ちゃん相談室」

Twitterで大流行のハッシュタグを書籍化!もし、赤ちゃんが話せたら?変化球なクレームで育児疲れを笑い飛ばす!思わずほっこり、子育てあるあるQ&A集。 (「BOOK」データベースより) 「赤ちゃんは何を考えているのかしら?」と、世のパパマ...
ドキュメンタリー

高橋繁行「土葬の村」

これは恐らく、現存する最後といっていい土葬の村の記録である。 村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか? 日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は...
絵本

小松申尚,かのうかりん「どろぼうねこのおやぶんさん」

町の商店街をなわばりにしている猫がいます。魚屋さんとは顔なじみです。あるとき電気屋さんのテレビから天気予報が聞こえてきました。「今日の天気はあなたの町だけ晴れのち『さんま』…」。商売ができなくなると困った魚屋さんは、猫に助けを求めました。猫...
おまけ

偕成社「偕成社文庫発刊に際して」

地味に自己満足で続ける各出版社刊行の辞シリーズ。 かつて世界思想社教学社の「『世界思想ゼミナール』について」をご紹介した際、私はこんな風に申し上げました。 多分私が欲しいのは、熱量なんです。 じゃ、刊行の辞に署名が入っていりゃ熱量があるかと...
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