向井万起男「愛人の数と本妻の立場」

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へえへえボタンを73×何回も押したくなる木星の衛星の数は? 妊娠は10ヵ月ではなかった、イチローがボンズよりエライわけ、政府世論調査の愚問など、著者が軽妙洒脱に切りまくる、73の嘘とホント
(講談社内容紹介より)

aijitoho

「君について行こう」で一躍有名になり、女性陣のハートをグッとつかんだマキオちゃん。

まさか宇宙飛行士の“向井千秋のダンナ”が、こんなに髪型が面白く魅力的な人だとは思わなかった。
いったいどこの誰がマキオちゃんに「本を書きませんか?」って声をかけたんでしょうね?慶応大学のお医者さんってことで、本の一冊も書けるくらいには、まあ、頭のおよろしい方だろうとは思ったものの、まさかこんなに面白い人だとは。
向井万起男という人物を世に知らしめたことこそが、向井千秋さんの最大の功績だと言ったら言いすぎでしょうか。言いすぎですね。私もそう思います。

「愛人の数と本妻の立場」は、向井千秋さんとは全く関係ない「数」を題材にしたマキオちゃんのトリビア満載の本。
なかなか扇情的な題名ですが、別にマキオちゃんが愛人を沢山囲っている訳ではなくってよ。

しかし、いやこれマジ面白い!
どの章も「数」をモチーフな点は共通ですが、その中身は、野球の話、文学の話、映画の話、宇宙の話、医療の話、時事問題、エトセトラエトセトラ。
それぞれの話に出てくるデータをそのまま『トリビアの泉』として読むだけでも、明日の合コンのネタには困らないよ若者諸君。『トリビアの泉』が果たして通じるかはジェネレーション的に疑問だがね。

でもね。書いているのは我らがマキオちゃんなのよ。
書籍のタイトルからも想像できる通り、どれもマキオちゃんが独特の視点で「数」遊びをしているのが、楽しい。

どれも面白いのだけれど、ひとつだけご紹介を致しますと。
「毎年3.8センチずつ」という章があります。

最近、熟年離婚が増えてるそうですね。旦那さんが奥さんに棄てられるケースが圧倒的だとか。定年退職してノンビリ暮らそうと思っていたら突然奥さんから離婚を言い渡されるとか。

数に関係ないだろうって?まあまあじっくりお聞きあれよマキオ節。

奥さんの心はズ~ッと前から少しずつ離れていたに違いないんです。旦那さんが気付かなかっただけです。・・・(中略)“アイツの心が少しずつオレから離れていたんなら、変化に敏感なオレが気付かないはずがないんだ”なんて言う往生際の悪い旦那さんには私から言っておきたいことがあります。
変化に敏感だと言うあなたは、夜空の空の変化に気付いていました?月って、ズ~ッと前から毎年3.8センチずつ地球から遠ざかっているんですけど、それに気付いていました?気付いてなかったでしょ。あなたと月のつきあいって、奥さんとのつきあいよりも遥かに古いですよね。そんな古いつきあいの月の変化にも気付かなかったあなたが奥さんの心の微妙な変化に気付くわけないと思いますけどねぇ。
・・・(中略)・・・
人の心が離れていってるのかどうかを知るのはトッテモ難しいです。そして、もし離れていっているとわかっても、どのくらいのペースで離れているのかを知るのもトッテモ難しいです。だって、人の心にはレーザー反射体や化石はないんですから。
世の旦那さんに残されていつテは、常に細心の注意と警戒心を怠らないことだけでしょうね。まぁ、それでもダメなものはダメかもしれませんけどね。

ダメなものはダメってwマキオちゃんw
さんざコキ降ろした後の、最後の〆の言葉でそう言っちゃったら、世の旦那さん立つ瀬なしw

この本は、ただデータだけを取り出して、明日の合コンのネタに使うも良し。
マキオちゃん節をワハハと楽しむのも良し。
そして、熟年離婚を企む奥様のキメ台詞に利用するも良し。

「だってアナタ、月が地球から離れていってるのさえ気がつかなかったじゃない」

詩的な感じで小粋に決めて、慰謝料ゲットだぜ!ぴっかちゅう~!

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レビュアー: さくら
さくら
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