辛酸なめ子「女子校育ち」

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女子一〇〇%の濃密ワールドで洗礼を受けた彼女たちは、卒業後も独特のオーラを発し続ける。インタビュー、座談会、同窓会や文化祭潜入などもまじえ、知られざる生態をつまびらかにする。
(「BOOK」データベースより)

2018年2月はじまりもちょっと過ぎた、本日は2018/2/4。
2/1に解禁した東京都の私立中学受験も、大方は結果が出揃った頃かと存じます。とはいえまだ今日が入試の学校もありますけどね。
第一志望に見事合格した子もいれば、涙を飲んだご家庭も。まさに今この時、2/4ラストの入試で真っ白な灰に燃え尽きた矢吹ジョーもいるんじゃなかろうか。
いやはやホントに、皆さんお疲れ様でしたねえ。

ご家庭の中には、お嬢さんを私立女子佼に入れると決めたご家庭もあるかと存じます。
共学の小学校から「女の花園」に足を踏み入れるに際しては、親も子もドキドキなのでは?

当ブログでは、かつて「女子校ルール」という本をご紹介したことがあります。
我が娘が中高一貫の女子校に入学を決めて、まさに娘が「女子校は大奥か?こえーよ」の状態の時に買った本でした。
女子校出身者の母(←さくら)が娘に「ホンマの女子校って、こんなやで」と渡した一冊。

まあ、まだ読んでない方はちょっと先に「女子校ルール」の記事を読んでみてくださいよ。

「体育祭はガチバトル」「スカートの下にジャージをはいて登校」「中身はおっさん」などなど、女子高出身者なら思わず笑ってうなずく女子校あるあるネ...

時は流れて現在、娘は高校1年生。
最近「女子校ルール」の感想を、改めて聞きました。

「当時は『まさか』と思ったけど、今になって『まんま』でびっくり」

……あっ、合格した学校の入学手続きを辞めようと思ったそこのお父さんっ!待って!

小学校の頃、ひよわないじめられっ子だった私が、しぶとく生き延びていられるのは、自由な女子校で培った生きる力のおかげです。高校を卒業してもう十八年ほど経ち、同窓生とも年々疎遠になっていく一方ですが、連絡は取り合わなくてもどこかでつながっているような感覚があります。同窓生は皆ソウル名とのような存在といっても過言ではないです。
(女子校育ち「おわりに」より引用)

今回は「女子校ルール」ではなく、辛酸なめ子さんの「女子校育ち」。
JG=女子学院 出身の辛酸なめ子が、JGを含めた女子御三家から頌栄・品女・女学館(モテ系)デンフタ・聖心・学習院(深窓令嬢系)香蘭・普連土・田園調布(乙女系)などなど、東京都内の有名どころ女子校の卒業生(と一部在学生)にアンケートをとって、女子校の実態とその功罪についてまとめた本です。

若干、取り上げられている学校が城南エリアに偏っているきらいはありますが、まあそれでも「女の花園」の実情は、どの学校でも基本似たり寄ったりでございましょう。

さてその実情とは。

1.ルックスや趣味での差別がない
2.タフ
3.女を引きつけるツボがわかってる
4.恥じらいがなくなる
5.可愛げがない

あーあーあー、うん。その通り。

辛酸なめ子の「女子校育ち」では、自身の女子校経験とアンケート結果を元に“女子校”とは何ぞや、について語っています。

第1部 女子校ワールドへようこそ!
女子校タイプ別図鑑
女子校イニシエーション
女子校をめぐる男たち
第2部 「女子校育ち」その後
女子校っぽさって何?
女子校育ちの男選び
「女子校育ち」その後

んーまあ、あれね。女子校生活をほぼほぼ網羅して、内容的にもウンウンと頷けるところは多いのですが、ひとつだけリアル女子校生の娘から物言いが入りました。
「女子校でのいじめ」の項で、節分には男の先生に対して『鬼は外~!』と豆つぶてを浴びせるという一文にて。(可愛いもんだと思った諸氏よ、JKの全力投球は容赦ないぜ?)

『ありえないし。2月3日は入試だから、学校いけないし』

……辛酸なめ子さん、ちょっと盛ったかい?

話変わって、辛酸なめ子の意見「女子校育ちは男慣れしてない」を元に作った、女子校出身者的異性への対応に関するチェックシートをご紹介しましょう。

女子校恋愛脳チェック

□今も心のどこかで白馬の王子様を待っている
□仲が良さそうな男女を見ると絶対デキてると思ってしまう
□男性と友だちになるには下ネタを言わなければ、という変なサービス精神がある
□勝負下着を用意しているが使ったことがない
□男性と知り合うと、恋愛対象外か恋愛相手候補かの二つに分けてしまう
□男性が集団でいるとつい避けてしまう
□同じ年頃の男性が苦手。自分の良さを分かってくれるのは年上男性か外国人男性
□酒の席ではお酌をするのが当然と思われるとムッとする
□男性に三秒以上見つめられると好意を抱いていると思い込む
□肉体交渉を持った男性でないとタメ口で話してはいけない気がしている

私自身も女子校の卒業生でありますが、確かに…わかる…ような気がする。
特に「男性と友だちになるには下ネタを言わなければ、という変なサービス精神がある」とか。「酒の席ではお酌をするのが当然と思われるとムッとする」とか。あー私のパーソナリティは、実は高校の3年間で作られていたのねー!

「チェック数が多いほど女子校的で恋愛に関しては奥手ですが、だからといってとくに良いことはありません。卒業後五、六年もすればこの傾向は薄らいできます」

薄らぎはしても決して濃度0%にはならないのは、三つ子の魂百までと同様。
長い社会人生活で処世術は身につけたものの、脳みその裏っ側にしっかりとこびりついたガンコな汚れ、じゃない女子校脳。
誰か~!ジャバ、ジャバ持ってきて~!

今春、女子中学校に入学が決まったお嬢さん方。およびお父さん、お母さん方。
誠におめでとうございます。
女の花園に足を踏み入れるのに不安な際は「女子校育ち」をお読みになり、未知の世界の一端を垣間見てみるのも、また宜しいかと存じます。

……幻想が破られた世のお父さん方が、入学金の支払いに躊躇しても責任は持てない。
仕方がないんだよ。品と恥じらいは消えるものさ。すまんな、お父さん方。

《追記》
当ブログをお読み頂いた読者さんより、「入試が2/1で終わっちゃう学校の場合は節分には登校してるんじゃないの?」とご指摘を頂きました(女子校いじめの話)
あーそうでしたそうでした。桜蔭とかの一部の高偏差値校は、2/1の一発入試ですもんねー。
Mさんご指摘ありがとうございました。娘にも伝えときます。

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レビュアー: さくら
さくら
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