我孫子武丸「殺戮にいたる病」

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永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
(「BOOK」データベースより)

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この本を昔購入した折、たしか帯に書いてあったコピーの文章。
「犯人の名前は、蒲生稔」

本を開く前から、犯人の名前は判明しています。
ちっくしょう、帯までよってたかって読者を騙しやがったな・・・。

今このブログをお読みの方が、もしこの小説を読む前だとしたら、帯で嘘は言ってないことだけはお伝えしておきます。
でもさ、既にこの小説を読んだ後であれば、私の言いたいことがわかってくれる筈。

犯人の名前わかってたって、これじゃあ、ねぇ~?!

これをただ単に猟奇的な殺人鬼のグロ話として読んでも、それはそれで良しかなです。
想像力を駆使してお読みになることをおすすめします。
切り取った乳房に頬ずりして“蒲生稔”の顔が血でヌメヌメになるところなど、お好きな方にはたまらない系。

で、存分にグロさをお楽しみ頂いたところで、ラストのどんでん返しでひっくり返されるのですよ。

最後まで読んでから、もう1回読み返すと、確かに随所に伏線が貼りまくられております。
確かにねえ~、あの母ちゃんじゃ、あれだもんねえ~!
ゲームセンターで被害者と遊ぶシーンも、確かに会話に違和感あるもんねえ~!

もったいぶってばかりでごめんなさい。
とりあえず、犯人の名前は“蒲生稔”ってことで、ひとつよろしく。

(おまけ)
岡村孝子のファンの人は、読まないほうが良いと思います。
小説の中で登場する「夢をあきらめないで」は、よく合唱コンクールで唄われるようですが、この小説を読んだ後では、どうも虚心坦懐に学生さんたちの清らかな歌声を楽しめない私。
ちっくしょう、蒲生稔め。

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レビュアー: さくら
さくら
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