鈴木伸元「性犯罪者の頭の中」

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性犯罪者に共通するのは日常生活での“満たされなさ”。その感情がどう変化し、彼らを性犯罪へと駆り立てるのか。性犯罪者の知られざる心の闇を赤裸々に綴った一冊。
(幻冬舎ホームページより)

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私には14歳の娘がいます。
女性として自分自身も性犯罪については敏感にならざるを得ませんが、今はそれよりも娘に対する心配の方が先にたちます。
レイプなどの重大な性犯罪被害はもちろんのこと、電車の痴漢にだって出来ればあってほしくない。
ウチの娘のプリティなケツを触るような親父がいたら、その腕をナタで切り落としてやるわ!くらいの気持ち。いやマジで。

この本を手に取ったのは、キャッチーな題名からの好奇心とともに、娘を性犯罪者から守るにはどうしたら良いのか
実際の犯罪者の頭の中を知ることによって情報を得ようという気持ちのふたつ。

第1章では、性犯罪で逮捕されて服役中のレイプ加害者へのインタビューが中心に書かれています。
それによると、レイプは「性的欲求」を満たす為の行為ではなくって「成功欲求」を満たす為の行為だと
考える加害者がいることがわかります。
全ての性犯罪者がそうだとは言えないけれど、少なくともインタビューイの加害者Aの頭の中では、レイプ行為により
RPG(ロールプレイングゲーム)をクリアしたような達成感を感じるとのこと。

よく言われるような、露出が多い服装で性欲が刺激されるからというような邪推は嘘っぱちなんだなあと。
ミニスカ履いたからって、胸の開いた服を着たからって、それがレイプの免罪符になるなんて、女からしたら
そんなおかしな話ないよねえ。

それで、成功欲求を満たすことが目的だから、抵抗されにくい小さな子供を襲う場合が多いと。
娘を持つ親としては、肝が冷えるような心持がします。
お前のプライドを満足させるために娘を育てているんじゃない!とね。
まあこれがプライドの充足であろうが性欲処理であろうが、はたまた暇つぶしの遊びであろうが
理由や動機によって許せるような類ではないのだけれど。

第2章~第4章は具体的な加害者インタビューからは離れて、データ的なまとめとか、性犯罪者の再犯防止策とかの
社会的な話になっていきます。
正直、第2章から先は筆者も飽きたのか(笑)読む側がお腹一杯になっちゃってるのか、内容が急に薄まってます。
とはいえこちらにも大事なことは書いてあったりするので、読む価値なしとは言いません。ただ正直言って面白くはないな。

最終的にこの本を読んで、自分自身と娘が被害を避ける手段を得たのかと聞かれると、
「特に具体的な対策とかは書いてなかった」
という答えには、なります。

でもね「これが回答だ!」「これさえ読めば安心!」って、擬似安心でしかないからね。
100%の回答が無いことを知った、それが得た収穫。

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レビュアー: さくら
さくら
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