藤崎麻里、他「溺れる人」

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第三回 読売・日本テレビWoman’s Beat大賞カネボウスペシャル21受賞作品集

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21世紀始まりのころに募集されていた、ウーマンズビートという女性限定ドキュメンタリー対象の大賞作品と、入賞作が掲載された本です。
当時は大賞に選ばれると日本テレビ系の2時間ドラマになるということで、バブルちっくに盛り上がってました。
この「溺れる人」が大賞になった第3回をもって、ウーマンズビート大賞が終了してしまったのが残念ですね。

で、私はこの「溺れる人」は、日本テレビのドラマの方を先に観ました。
篠原涼子主演。この篠原涼子が・・・いや、マジ、だいじょぶこの人?!って迫真の演技だったのをよく覚えています。
結婚式でウェディングドレス着てねー、シャンパン飲んで泥酔してひっくり返る姿が、今もって忘れられませんわ。

このドラマ、発表されてから10年以上が経過しているというのに、未だに視聴し続けられているようです。
ここ最近のドラマレビューをWebで検索したりすると、2014年のレビューとか、2015年のレビューとかがごろごろ。
一体どこから昔の単発ドラマを探してくるの?と思いきや、アルコール依存症(である or であった)の間ではド定番化しているドラマみたいですね。

アルコール依存症の過去をもつ人のブログを覗くと、かなり若い女性であったりするのがまた驚き。
私もお酒は好きですけど、アル中=アルコール依存症は、正直いって遠い世界の話のような気がしてしまうんだなあ。
だけど実は、アルコール依存症という病気が、自分達のすぐ身近に存在する病であるのかもしれない。そんな、お尻のおちつかなさを感じさせられます。

で、今回は原作の「溺れる人」です。
あと3篇の話はありますが、ここでは全部割愛。表題の「溺れる人」に関してだけ記述します。

いわゆる普通のOLがアルコール依存症に罹患し、結婚~出産を経て、断酒に至るまでのプロセスを書いた作品。

この本のなかでは、どうして作者がアルコール依存症になったのかのきっかけは全く書かれていません。
話の流れとしては理由も書いておいてほしかったなー、と思いつつ、もしかしてそれって「アルコール依存症になるのに理由なんて無い」って事なのかもしれない?
キーボードを打ちながらその可能性に思い至り、ちょっとゾッとしましたよ、いま。

逆に、世の中の人には不思議に思われそうだけど、私的にはしごく納得できたのは、彼女が出産&授乳期間に禁酒できていた箇所でした。
私はタバコを吸い続けて20年以上になるのですが、あれね、あれ。
妊娠が判明してから断乳するまでは、不思議なくらいぴったりと、タバコを吸いたい欲求が起こりませんでしたよ。
吸いたいけど我慢、とかではなく、タバコなにそれ?状態になってました。

で、断乳完了後。ほぼ間をおかずスモーカーに復帰。
ホルモンの影響?母性?んー、それだけでは説明のつかない、なにかが身の内に起こっていたのです。
だから、彼女が妊娠出産の間、飲酒欲求が起こらなかったのも、同じ事がおきていたんだろうなと判るようなわからないような。

最終的に彼女がアルコール依存症を克服できたのは、彼女の旦那さんの功績が大きいです。
が、アル中の家族がみんながみんな、彼女の旦那さんと同じ事ができるとは到底思えないな。
彼女の旦那さんが、アル中患者に対して正しい対処をしていたとも思えない。
一体どうして、彼女は依存症を克服できたのかなあ?

遠い、花火だと、思っていたら。
焼夷弾の爆撃だったなんてことがおこらないように。
あとは、家族が焼夷弾の爆撃にあってしまったら、躊躇なく逃げ出せるように。
ホントにね。「溺れる人」の対処とは全く違うけど、逃げるべきだよ。夫も。妻も。

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レビュアー: さくら
さくら
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